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2006年03月27日

あなたに首ったけ

「クレイジー・フォー・ユー」を観てきました。
興奮さめやらずのまま書いてますから、なんか浸った文章です。
すみません。きっと分かりません。
その上長文です。すごいです。
というわけで興味なかったら戻りましょう。ok?

「クレイジー・フォー・ユー」は劇団四季のミュージカルです。
私が初めて見たのは10年前。
CDが出たときには即購入し、おそらく端から端まで歌えるであろう(オケの部分まで!)ミュージカルなので、私の期待ぶりたるや尋常ではなかったと思われます。

とはいえ、10年ぶりで色々期待から外れたらどうしようとヒヤヒヤしてましたが、そんなことはなく!!
心の底から楽しめました!
ああ、本当にこのミュージカルは楽しいです。

内容は、1930年代のN.Yとネバダ州のド田舎を舞台に繰り広げられる、荒唐無稽な恋愛物語。
軽妙なジャズと、テンポのいい話運びがマッチしていて、ダンスとタップと歌でぐいぐい観客を舞台に引き付けてくれます。
スラップスティックという言葉がぴたりと当てはまるアメリカ節が、大人から子供まで素直に楽しめるエンタメとしていかに優れてるかということを、改めて思い知りました。
古きよきアメリカの、明るく楽しく、そして悪を否定しないのではなく
そもそも悪が存在しない、
そんなおおらかで前向きな世界観の舞台を見てると、感化されて、人生の大団円は身近なところに溢れてるのだと思えてきます。
たくさんの脇役達も、名もなき群集として舞台を彩るのではなくて、ちゃんと各々個性を出して歌と踊りを見せてくれるので、舞台のどこを見ていても楽しい。
脚本家(というか原本のアメリカ版の脚本家というべきか)が、各登場人物に対して愛情を持って描いてることが伝わってくるのも好感が持てます。
完成度が高いというのは、こういうことを言うのでしょう。いやもう間違いありません。
べた褒めです。大好きです。
舞台見ながら口パクで歌ってました。リズム刻んでました。椅子揺らしてすみません。

えーっと、で。今回の舞台の感想。(いままで前振りか!)
前回、主役のボビー役は加藤敬二さんだったんですが、今回は荒川務さん。
歌い方も似ていて、若干ダンスがソフト(というか柔らか?)な印象でしたが、何せ私の加藤さんの記憶も10年前。さしたる差はないのかもしれません。
荒川ボビーは、加藤ボビーよりもぐっと普通っぽい青年という雰囲気で、ポリーに振られた後の背中にトキメキました。

しかしながら、ボビーの印象より何より、今回特筆すべきはヒロインのポリーの樋口麻美ちゃんですよ!
太く逞しく、伸びやかな声!スパスパしたダンス!
オットコマエ!!しかも足が細い!!
高音部になればなるほど、太くなる声がスゴイ。
荒川ボビーを食うのではないかと思え、その力強さもポリーというキャラによくはまってました。
(実際、このヒロインのパワフルさといったらすさまじいとしか言いようがない)

そしてセカンドヒットが、ランク役の牧野さんとピート役の三宅君。
牧野さんの声かっこいいいいいい~!!
艶のある低音で、第一声から耳が釘付け。なんてステキ・・・・。
ストレートプレイが多いので、ドラ声から気取った声(これがほんとにたまらないのよ!)までたっぷり堪能できるのも最高ですよ!
三宅君は、茶髪にメガネに赤いオーバーオールという出で立ちで、格好からしてかわいい!
あんまり出番はないんですけど、出てくると探して見ちゃいます。
タップのあと、ぴょーんとジャンプするのもかわいい。
カーテンコールで一人で笑ってなかっただめなこぶりもかわいい。
メインではないところ見るのはヲタだと、一緒に行った人に言われましたが
大いに肯定です。ヲタです。まさにそうです。

衣装でダントツは、ダンスガールのザングラー・フォーリーズのお洋服!
モガ風のお洋服は色もきれいでピラピラと裾や袖口が揺れて、ダンスガールのお尻をプリプリ振るマリリン・モンロー風の歩き方によく似合います。
全員色違いでデザイン違いというのもいいです。

あと、劇場のサイズも今回は効果的だったんじゃないかと思います。
前回は日生劇場で、帝劇に比較すれば小さいとはいえ大箱系。
比して今回の四季劇場「秋」はブロードウェイの小劇場風の箱なので、舞台との一体感も高く、ダンスの躍動感の印象が強いように感じました。

・・・・・ていうか、ぶっちゃけ何でもすばらしかったんです。
やっぱり10年ぶりとかで、舞台そのものへの愛情もひとしお。
結論としたら、好きな舞台って何度みてもやっぱり楽しい!
コレに尽きますね。(長文感想はなんだったんだ・・・・)

ところで、「Crazy for you」を訳するとどうなるんでしょう。
私は、最初にタイトルを見たときに「あなたにくびったけ」と直感で訳してしまったので、以来、ほかの意訳を思いつかないのですが、「気も狂うほどあなたに夢中」とか?
どうでもいいけど「くびったけ」という日本語は最近聞きませんね。

投稿者 hizume : 2006年03月27日 23:15

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